ソース管理、構成管理、およびその他のアプリケーションとの統合

Merge for macOS は、バージョン管理(VC)やソフトウェア構成管理(SCM)、およびサードパーティ製ファイル比較(diff)ツールまたはファイル マージ ツールの指定が可能なほとんどのアプリケーションと統合できます。このトピックには、Merge を以下のアプリケーションと統合するための説明が含まれています。

多くの SCM システムとの統合には、1 つのファイルから変更された、元を同じくする 2 つの修正版を比較できるようにするため、Merge の Professional Edition が必要となります。

その他のアプリケーション

ご自分が選択したアプリケーションがこのトピックにリストされていない場合は、Merge for Windows と他のアプリケーションの統合の情報が役に立つ出発点になるかもしれません。また、ご自身で AppleScript API または コマンドライン ユーティリティを使用して、Merge を別のアプリケーションと統合することも可能です。

Merge をほかのシステムと統合する方法をご存じの場合、あるいは以下に提供されている情報に対して訂正がある場合は、内容を更新いたしますので、その旨弊社までご連絡ください。

Android Studio

Android Studio は、ファイルとフォルダの比較、およびファイル マージで Merge が使用されるように設定できます。以下の手順は、Android Studio バージョン 2021.3.1 でテスト済みです。

Android Studio で Merge をファイルとフォルダ比較ツールとして使用するための設定:
  1. Android StudioPreferences… を選択します。

  2. Preferences ウインドウで、左側の一覧から ToolsDiff & MergeExternal Diff Tools を選択します。

  3. Enable external diff tool チェックボックスをオンにし、以下のように設定します。

    Path to executable/Applications/Araxis Merge.app/Contents/Utilities/compare Parameters-3 -a3 %1 %2 %3

  4. Use by default チェックボックスをオンにします。

  5. Test Diff ボタンをクリックします。2 者間比較の Araxis Merge ウインドウが表示されます。比較を閉じます。

  6. Test Three-Side Diff ボタンをクリックします。3 者間比較の Araxis Merge ウインドウが表示されます。 比較を閉じます。

Android Studio で Merge をマージ ツールとして使用するための設定:
  1. Android StudioPreferences… を選択します。

  2. Preferences ウインドウで、左側の一覧から ToolsDiff & MergeExternal Diff Tools を選択します。

  3. Enable external merge tool チェックボックスをオンにし、以下のように設定します。

    Path to executable/Applications/Araxis Merge.app/Contents/Utilities/compare Parameters-3 -a2 -title1:Theirs -title2:Ancestor -title3:Yours %2 %3 %1 %4

  4. Trust process exit code チェックボックスがオフになっていることを確認します。compare からの終了コードは、出力ファイルが更新されたかどうかを示すわけではありません。

  5. Test Merge ボタンをクリックします。3 者間比較の Araxis Merge ウインドウが表示されます。比較を閉じます。

  6. Merge In External Tool ダイアログで、Mark as Resolved ボタンをクリックします。

  7. Test Complete ダイアログで、OK ボタンをクリックします。

Android Studio がメモリに保存しているファイルに対して、Araxis Merge を使用して変更を加えた場合(マージ操作の後など)、メモリ内のファイルを保持するか、またはディスク上の修正ファイルの内容で更新するかを Android Studio から尋ねられることがあります。ほとんどの場合は、マージ操作後のディスクから変更を読み込みたいでしょう。

AccuRev

AccuRev macOS クライアントはファイル比較とマージ操作のために Araxis Merge を使用するように設定できます。

これらの手順は AccuRev 5.2 で動作すると思われます。

AccuRev クライアントのファイル比較で Merge が使用されるように設定するには:
AccuRev クライアントのファイル マージ操作で Merge が使用されるように設定するには:

Cornerstone

Zennaware Cornerstone は Merge に対する組み込みをサポートする Subversion クライアントです。以下の手順は Cornerstone v2.7.9 でテストされています。

Merge を使用できるように Cornerstone を設定するには、以下の手順に従います。

Dreamweaver

Adobe(Macromedia) Dreamweaver CS6 は Araxis Merge と統合し、ファイルの 2 者間比較を起動することができます。したがって、Merge を Dreamweaver とのみ使用するのであれば、Standard Edition で十分です。

以下の手順は Dreamweaver CS6 v12.0 でテストされています。

Dreamweaver CS6 で Merge を比較ツールとして使用するための設定:

Eclipse

Eclipse については、Subclipse の項目をご覧ください。

Git

See Integrating with Git.

JetBrains Aqua、AppCode、CLion、DataGrip、DataSpell、GoLand、IntelliJ、IDEA、MPS、PhpStorm、PyCharm、Rider、RubyMine、および WebStorm

JetBrains の Aqua AppCode CLion DataGrip DataSpell GoLand IntelliJ IDEA MPS PhpStorm PyCharm Rider RubyMine 、および WebStorm は、ファイルとフォルダの比較、およびファイル マージで Merge が使用されるように設定できます。以下の手順は、これらの JetBrains IDE のバージョン 2022.2 および 2022.3 でテスト済みです。

JetBrains IDE で Merge をファイルとフォルダ比較ツールとして使用するための設定:
  1. アプリケーション メニューから、Preferences…(2022.2 以前)または Settings…(2022.3 以降)を選択します。

  2. Preferences または Settings ウインドウで、左側の設定一覧から ToolsDiff & MergeExternal Diff Tools を選択します。

  3. Enable external tools チェックボックスをオンにします。

  4. Configure external tools で、+ ボタンをクリックします。

  5. Add An External Tool ウインドウで、以下のように設定します。

    Tool groupDiff tool Program path/Applications/Araxis Merge.app/Contents/Utilities/compare Tool nameAraxis Merge Argument pattern-3 -a3 %1 %2 %3

  6. Test Diff ボタンをクリックします。2 者間比較の Araxis Merge ウインドウが表示されます。比較を閉じます。

  7. Test Three-Side Diff ボタンをクリックします。3 者間比較の Araxis Merge ウインドウが表示されます。 比較を閉じます。

  8. Configure external diff/merge tools associated with a file type テーブルの Default 行で “Diff Tool” として Araxis Merge を選択します。

JetBrains IDE で Merge をマージ ツールとして使用するための設定:
  1. アプリケーション メニューから、Preferences…(2022.2 以前)または Settings…(2022.3 以降)を選択します。

  2. Preferences または Settings ウインドウで、左側の設定一覧から ToolsDiff & MergeExternal Diff Tools を選択します。

  3. Enable external tools チェックボックスをオンにします。

  4. Configure external tools で、+ ボタンをクリックします。

  5. Add An External Tool ウインドウで、以下のように設定します。

    Tool groupMerge tool Program path/Applications/Araxis Merge.app/Contents/Utilities/compare Tool nameAraxis Merge Argument pattern-3 -a2 -title1:Theirs -title2:Ancestor -title3:Yours %2 %3 %1 %4

  6. Trust process exit code チェックボックスがオフになっていることを確認します。compare からの終了コードは、出力ファイルが更新されたかどうかを示すわけではありません。

  7. Test Merge ボタンをクリックします。3 者間比較の Araxis Merge ウインドウが表示されます。比較を閉じます。

  8. Merge In External Tool ダイアログで、Mark as Resolved ボタンをクリックします。

  9. Test Complete ダイアログで、OK ボタンをクリックします。

  10. Add An External Tool ウインドウで、OK ボタンをクリックします。

  11. Configure external diff/merge tools associated with a file type テーブルの Default 行で “Merge Tool” として Araxis Merge を選択します。

JetBrains IDE がメモリに保存しているファイルに対して、Araxis Merge を使用して変更を加えた場合(マージ操作の後など)、メモリ内のファイルを保持するか、またはディスク上の修正ファイルの内容で更新するかを JetBrains IDE から尋ねられることがあります。ほとんどの場合は、マージ操作後のディスクから変更を読み込みたいでしょう。

MacHg

MacHg macOS のために完全に完全に機能するフリーの Mercurial クライアントです。MacHg は Araxis Merge の組み込みサポートを提供します。

以下の手順は MacHg v0.9.25 でテストされています。

Merge を使用できるように MacHg を設定するには、以下の手順に従います。

Mercurial

Merge は Mercurial と強固に統合されます。Araxis では、Merge が Mercurial ディポ のファイルに直接アクセスできるように Mercurial ファイルシステム プラグイン を提供しています。また、Merge では バージョン ボタン ドロップダウン バージョン メニューに、比較されている各ファイルの別のリビジョンを持たせることができます。詳細については、テキスト ファイル(または、入力/ペーストしたテキスト)の比較を参照してください。

Mercurial のファイル/フォルダ比較およびファイル マージ操作で Merge が使用されるように設定できます。比較統合では Extdiff extension を使用します。これは Mercurial によって提供されます。

以下の手順は Mercurial v1.8.4 でテストされています。

ファイル マージで Araxis Merge を使用するには、Mercurial を以下のように設定します。
ファイル比較で Araxis Merge を使用するには、Mercurial を以下のように設定します。
arxdiff の使用例:

Path Finder

Path Finder は、ファイル比較に Araxis Merge を使用するよう設定できます。Path Finder で 2 つのファイルを選択したときに、Compare… コンテキスト メニューから Merge を起動させることができます。

以下の手順は Path Finder 7 でテストされています。

Path Finder のファイル比較で Merge が使用されるようにするには、以下のように設定します。

Perforce

Merge は Perforce と強固に統合されます。

Merge から Perforce レポジトリを直接参照するには(廃止予定):
P4V(2007.2 リリース以降)のファイル比較とマージで Merge が使用されるように設定するには:
Merge を使用できるように Perforce コマンド ライン ツール(p4)を設定するには:

SmartGit/Hg

ファイル比較およびマージ操作で Araxis Merge が使用されるように SmartGit/Hg を設定できます。

ファイル比較で Araxis Merge を使用するには、SmartGit/Hg を以下のように設定します。
ファイル マージで Araxis Merge を使用するには、SmartGit/Hg を以下のように設定します。

SmartSVN/SmartCVS

SmartSVN および SmartCVS クライアントは、ファイル比較とマージ操作で Araxis Merge が使用されるように設定できます。

矛盾を解決するために外部ツールを使用する機能は SmartCVS の Foundation バージョンでは利用可能ではない ことに注意を払ってください。

以下の手順は SmartSVN v7.5.4 でテストされています。

ファイル比較で Araxis Merge を使用するには、SmartSVN/SmartCVS を以下のように設定します。
ファイル マージで Araxis Merge を使用するには、SmartSVN/SmartCVS を以下のように設定します。

SourceTree

Atlassian SourceTree Git と Mercurial のクライアントです。以下の手順は SourceTree v1.6.0 でテストされています。

ファイル比較のために Merge を使用できるように SourceTree を設定するには、以下の手順に従います。
ファイルマージのために Merge を使用できるように SourceTree を設定するには、以下の手順に従います。

Subclipse

Subclipse は、Eclipse IDE の中で Subversion のサポートを提供するための Eclipse プラグインです。Merge をマージ ツールとして使用するように設定できます。設定すると、Eclipse の Team メニューから Edit Conflicts を選択すればいつでも、Merge が使用されるようになります。

Merge は Subversion に直接統合することもできます。詳細については、Subversion の項目をご覧ください。

以下の手順は Subclipse v1.8.18、Eclipse v4.2.1 および Subversion v1.6.18 でテストされています。

Merge を Subclipse ファイルマージ ツールとしてとして設定するには:

Subversion

Merge は Subversion と完全に統合されます。Araxis では、Merge が Subversion リポジトリを直接参照できるようにSubversion ファイルシステム プラグインを提供しています。たとえば、ソース コードのブランチを、クライアントの作業領域で同期をとることなく、リポジトリ内で直接比較することができるということです。また、Merge では バージョン ボタン ドロップダウン バージョン メニューに、比較されている各ファイルの別のリビジョンを持たせることができます。詳細については、テキスト ファイル(または、入力/ペーストしたテキスト)の比較を参照してください。

SubversivesvnX、および Subclipse の項目もご覧ください。

Merge から Subversion レポジトリを直接参照するには:
Merge を使用できるように Subversion コマンド ライン ツール(svn)を設定するには:

以下の手順は Subversion v1.6.18 と v1.7.8 でテストされています。

Subversive

Subversive は公式の Eclipse プラグインで、Merge をマージ ツールとして使用するように設定できます。これは Eclipse IDE 内で Subversion のサポートを提供します。設定すると、Eclipse の Team メニューから Edit Conflicts を選択すればいつでも、Merge を使用してファイル比較およびマージが実行されるようになります。

Merge は Subversion に直接統合することもできます。詳細については、Subversion の項目をご覧ください。

以下の手順は Subversive v1.0.0、Eclipse v4.2.1 および Subversion v1.6.18 でテストされています。

Merge を Subversive のファイル比較ツールおよびマージ ツールとして設定するには:

Surround SCM

Surround SCM は Araxis Merge の組み込みをサポートします。Araxis Merge ファイル比較とマージのデフォルト アプリケーションとして設定するには、次のようにします。

詳細については、Surround SCM ウェブサイト を参照してください。

svnX

svnX は Subversion クライアントのほとんどの機能のためのオープン ソース GUI です。これは Merge の組み込みをサポートします。

Merge を使用できるように svnX を設定するには:

TortoiseHg

ファイル比較およびマージ操作で Araxis Merge が使用されるように TortoiseHg を設定できます。

ファイル比較で Araxis Merge を使用するには、TortoiseHg を以下のように設定します。
ファイル マージで Araxis Merge を使用するには、TortoiseHg を以下のように設定します。

Tower

Tower は Git 用のクライアントで、優先的に使用する比較およびマージ ツールとして Araxis Merge を簡単に設定できます。以下の手順は Tower v1.5.0 でテストされています。

Merge を使用できるように Tower を設定するには、以下の手順に従います。

Veracity

Veracity はオープンソースで、分散型バージョン管理と Windows、macOS、および Linux のためのバグトラッキング システムです。SourceGear は Veracity を運営する企業で役に立つ情報を提供してくれました。

Veracity は diff とマージ操作の両方で Araxis Merge をそのまま使用できます。単に外部の比較やマージツールをサポートする任意のコマンドとして --tool araxis を使用します。以下に説明するように別の方法としては、さまざまな操作のためのデフォルトのツールとして Merge を設定することができます。

Araxis Merge の Veracity での使用に関するサポートは http://veracity-scm.com/qa を参照してください。

Araxis Merge をテキスト ファイルのデフォルト対話型比較ツールにするには:
vv config set filetoolbindings/diff/:text/gui araxis
Araxis Merge をバイナリ ファイルのデフォルト対話型比較ツールにするには:
vv config set filetoolbindings/diff/:binary/gui araxis
Araxis Merge をテキスト ファイルのデフォルト対話型マージツールにするには:
vv config set filetoolbindings/merge/:text/resolve araxis
Araxis Merge をバイナリ ファイルのデフォルト対話型マージツールにするには:
vv config set filetoolbindings/merge/:binary/resolve araxis

Versions

Subversion 用の Versions クライアントは Araxis Merge を使用するために簡単に設定できます。以下の手順は Versions v1.2.2 でテストされています。

Merge を Versions 比較ツールとして設定するには: