このリリースでは、さまざまな機能改善と内部での大幅な変更が行われています。これは、Windows 版と macOS 版の Merge を同時にリリースする最初のバージョンです。変更事項の詳細については、以下のリリース ノートをよくお読みください。
これは Araxis がすべてのユーザーにお勧めする最新の製品リリースです。
このリリースは、ビルド日付の 1 年前以内に Merge を購入されたすべてのお客様と、アップグレード/サポート資格(株式会社エージーテックのサイトに移動)が下記のダウンロード ボックスに示されたビルド日付を満たしているすべてのお客様に無償で提供いたします。
このリリースは次のプラットフォーム上でテストされサポートされます。
次のプラットフォームもサポートしており動作可能ですが、定期的なテストは行っていません。
大規模な組織における Araxis Merge の購入を効率化し、総所有コスト(TCO)を削減するために、サイト ライセンスとエンタープライズ ライセンスをご用意しました。これらのオプションは、既存のボリューム ディスカウントとクロスプラットフォーム ライセンスを補完するものです。
サイト ライセンスは、特定の物理的な場所に所在する単一の法人に直接雇用されているすべてのユーザーを対象とします。エンタープライズ ライセンスは、地理的な制限なく、単一の法人に直接雇用されているすべてのユーザーを対象とします。どちらの場合も、1 つのシリアル番号でライセンスを取得した法人のすべての導入環境をカバーできます。
Araxis プライバシー ポリシーを更新しました。次のような既存の慣用を明記しました。
Windows macOS Merge の新しいリリースには、Merge for Windows と Merge for macOS の両方が含まれるようになりました。以前は、プラットフォームごとに独立したリリース サイクルがありました。この変更にはいくつかの利点があります。 #6973 #7000
Windows macOS Merge のバージョン番号がより簡潔でわかりやすくなりました。メジャー バージョンには、引き続きリリース年(2025
など)が反映されます。マイナー バージョンは、毎年最初のリリースで 0
にリセットされ、その後のリリースごとに増分されます。 #6973 #7000
Windows Microsoft Azure Trusted Signing を使用して、Merge for Windows セットアップ パッケージとバイナリにコード署名するようになりました(以前のバージョンの Merge for Windows は、DigiCert EV 証明書で署名されていました)。Microsoft Azure Trusted Signing は、Windows プラットフォームでの最適な信頼性を確保し、Araxis Merge セットアップ パッケージおよびバイナリの完全性と信頼性を保証します。 #7042
Windows macOS 新しく利用可能になったリリースをチェックするコードを書き直し、macOS と Windows の両方で同じように動作するようにしました。新しいリリースに関する通知メッセージはより明確になり、利用可能なアップデートのビルド番号だけでなく、バージョン番号全体が含まれるようになりました。 #6973
macOS Merge for macOS のアップデート通知メッセージは、Merge for Windows のものと同じになりました。現在のシリアル番号の有効期限と、新しく利用可能になったリリースで動作するかどうかなどの関連情報が含まれています。 #6973
Windows macOS 新しく利用可能になった Merge アップデートに関する通知メッセージの非表示は、各リリースに固有になりました。たとえば、2025.1 リリースの通知を非表示にした場合、2025.2 が利用可能になったときには Merge から通知が届きます。アップデート通知は、既存オプションのアプリケーション通知ダウンロード可能なアップデート設定により、完全に無効にすることができます。 #6973
macOS アップデート チェックに関する設定を整理統合しました。アプリケーション一般製品のアップデートをオンラインでチェックする設定は削除され、アプリケーション通知ダウンロード可能なアップデート設定に組み込まれたため、通知が無効になっている場合、Merge はアップデートをチェックしなくなります。Windows Merge for Windows もまた、この通知が無効になっている場合にはアップデート チェックが完全に抑制されるようになりました。 #6973
Windows ファイルの文字エンコードを操作するコマンドが見つけやすく理解しやすくなりました。エンコードの設定リボン項目は、次の 2 項目を含む エンコード メニューになりました。 #6983
また、テキスト比較のエンコード付きでファイルを再度開く… コンテキスト メニュー項目を新しいエンコード サブメニューに置き換えました。
macOS ファイルの文字エンコーディングを操作するコマンドが見つけやすく理解しやすくなりました。エンコーディングの設定ツールバー項目は、次の 2 項目を含む エンコード メニューになりました。 #6983
また、ファイル文字エンコーディングの設定… メニュー項目とテキスト比較のエンコーディング付きでファイルを再開… コンテキスト メニューを新しいエンコーディング サブメニューに置き換えました。
macOS com.apple.TextEncoding
拡張属性を持つファイルを開く場合でも、明示的に指定された文字エンコーディングが優先されるようになりました。 #7028
macOS com.apple.TextEncoding
拡張属性を持つファイルであっても、ファイルの内容から文字エンコーディングを自動検出する設定がオフになっている場合には、その設定が優先されるようになりました。 #6961
macOS テキスト比較のファイルを開くダイアログで、エンコーディング ドロップダウン メニュー(オプションを表示ボタンをクリックすると表示されます)の名前をフォールバック エンコードに変更しました。新しい名前は、その目的をよりよく反映しています。 #7056
Windows macOS 履歴リストのエントリを使用して以前に開いたファイルを開くとき、自動検出されたエンコードではなく、履歴リストに記録されている文字エンコードを使用するようになりました。この変更により、自動検出に失敗したファイルの文字エンコードを手動で指定する必要性が減少します。 #6962 #6999
Windows フォルダー比較の完了時、比較の進行中に既に選択を行っていた場合には、変更のある最初の行が自動的に選択されることはなくなりました。 #6894
Windows フォルダー比較の完了時に変更のある最初の行を自動的に選択する機能は、新しい Windows レジストリ設定 EnableFolderComparisonAutoSelect
を使用して完全に無効にすることができます。この設定は HKEY_CURRENT_USER\Software\Araxis\Merge\7.1
キーの下にあります。この設定のデフォルト値は 1
(有効)ですが、Windows のレジストリ エディターを使用して 0
に設定し、機能を無効にすることができます。 #6894
macOS フォルダ比較の完了時、比較の処理中に既に選択を行っていない限り、Merge は変更のある最初の行を選択しなくなりました。自動的な行選択は、ターミナルで次のコマンドを実行することにより無効にできます。 #6894
defaults write com.araxis.merge MergeV2 -dict-add EnableFolderComparisonAutoSelect json:0
この機能を再度有効にするには、最後の 0
を 1
に置き換えたうえで上記のコマンドを再実行します。
macOS デフォルトで、*.pdb
ファイル パターンをバイナリ比較と関連付けるようになりました。この変更により、Merge for macOS が Merge for Windows の動作と一致します。 #6936
macOS 比較中のファイルまたはフォルダの入力フィールドに入力フォーカスがある場合、そのファイルを現在のファイルと見なすようになりました。以前は、ファイル パネル自体にフォーカスがある必要がありました。 #6983
macOS Merge for macOS は、登録ウインドウが閉じられたときではなく、Merge for Windows と同じ方法で登録情報を非同期に送信するようになりました。Merge が Araxis に送信する登録情報の詳細については、登録トピックを参照してください。 #6973
Windows セットアップ パッケージのサイズを縮小するために、冗長な C++ オートメーション API サンプルを削除しました。また、以前に廃止予定とした DLL ファイル フィルターのサンプル コードも削除しました。これらの変更により、セットアップ パッケージのサイズが数メガバイト削減されました。 #7074
Windows macOS Merge にバンドルされる OpenJDK Java Runtime Environment のサブセットが Adoptium Eclipse Temurin OpenJDK 21.0.6+7 へアップグレードされました。 #7033 #7054
Windows macOS Merge が使用するサードパーティ製ライブラリを機能強化やセキュリティ修正によって最新の状態に保つことが容易になりました。 #7003 #7075
このリリースでは、次の依存関係が更新されます。 #7003 #7075
Windows Merge は最新の Windows 11 SDK バージョン 10.0.26100.0 を使用するようになりました。 #7043 #7065
2025 の著作権表示を更新しました。 #7045
Windows マシンにインストールされている Merge の特定のリリースごとに最大 1 回のみ登録情報が正常に送信されるようになりました。以前は、Merge for Windows は Merge が起動するたびに誤って登録情報を送信していました。Merge が Araxis に送信する登録情報の詳細については、登録トピックを参照してください。 #6973
Windows テキスト比較のペインを交換したときに、各ファイルの変更済み インジケーターの状態が保持されるようになりました。 #7034
Windows 3 者間ファイル比較の中央ペインの上部に一時的なメッセージが表示されるときに、引き伸ばされたリンク線が正しく描画されるようになりました。 #7036
Windows macOS 変更されたテキスト ペインを新しいファイル名で保存した後、タブ タイトルが更新されるようになりました。 #6987
macOS テキスト比較の履歴リストのエントリには、前回ファイルを読み込みまたは保存するときに使用された実際の文字エンコーディングが常に表示されるようになりました。 #6963
macOS テキスト ファイルを読み込むときに、ファイルの内容から文字エンコーディングを自動検出する設定がオンになっている場合でも、明示的に指定された文字エンコーディングが優先されるようになりました。以前は、ファイルの内容から適切な文字エンコーディングを自動検出できる場合には、明示的に指定された文字エンコーディングが無視されていました。 #6962
macOS ファイル名前を付けて保存環境設定を別名で保存… メニュー項目の名前を設定を別名で保存… に変更しました。 #7023
バージョン | ビルド日付 |
---|---|
2025.0 | 2025年 4月 8日 |
2025 より前にリリースされた Merge のバージョンのリリース ノートとダウンロードは、プラットフォーム別に分けられています。