Mercurial ファイル システム プラグイン

Mercurial 用の Merge プラグインは Mercurial リポジトリの中にあるファイルにアクセスできるようにします。このプラグインは Merge インストールの標準構成として含まれます。

プラグインを使用してできること

このプラグインによって、Merge はバージョン ボタン ドロップダウン バージョン メニューを適切に置くことができます。詳細については、テキスト ファイル(または、入力/貼り付けしたテキスト)の比較を参照してください。

このプラグインは、ローカル Mercurial リポジトリ内のファイルのリビジョンへの読み出し専用のアクセスを提供します。リモートのリポジトリの内容にアクセスすることはできないので、ローカル クローンを最初に作成する必要があります。

プラグインを使用するための Merge の準備

プラグインは、Mercurial コマンド ライン クライアント(hg.exe)がインストールされており、PATH Windows システム環境変数で参照できる必要があります。

もし、Merge で現在比較しているファイルのほかの(古い)バージョンを バージョン ボタンのドロップダウン バージョン メニューで表示したい場合は、アプリケーション オプション ページの SCM システムからのファイル バージョンを表示するオプションをオンにしてください。

Mercurial プラグインの使用

Mercurial プラグインは、ファイル比較 ウィンドウのパス入力フィールドの 1 つに入力されたパスで、バージョン コントロールされたファイルのワーキング コピーのバージョンへのアクセスを提供します。比較用のバージョン コントロールされたファイルの特定のバージョンを指定するには、hg://X:\Absolute\Path\To\File または hg://X:\Absolute\Path\To\File#revision という URI フォームを使用します。

URI 説明
C:\Users\username\repository\notepad.cpp notepad.cpp ファイルのワーキング コピーを指定します。
hg://C:\Users\username\repository\notepad.cpp notepad.cpp ファイルの最新版を指定します。
hg://C:\Users\username\repository\notepad.cpp#5 notepad.cpp ファイルの改訂版 5 を指定します。

クライアント ワークスペースの既存のファイルおよびフォルダーへのアクセス

ファイルまたはフォルダーがクライアント ワークスペース内で既に同期化されている場合は、ハード ディスク上のその他のファイルにアクセスするのと同じようにアクセスすることができます。このために hg:// URI を使用する必要はありません。

Mercurial クライアントの場所の指定

デフォルトで、Merge は Windows PATH 環境変数を使用して Mercurial の場所を特定します。この代わりに、Mercurial コマンド実行可能ファイルの絶対パスを Windows レジストリの次のキーの下にある HGPath 文字列(REG_SZ)の値として指定することもできます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Araxis\Merge\7.1

Mercurial コマンドライン ツールおよびグラフィカル フロントエンドと Merge との統合

Merge 自体は Mercurial と完全に統合されます。詳細については、ソース管理、構成管理、およびその他のアプリケーションとの統合を参照してください。